今回は頻繁にド忘れしてしまう物として、PHPの複数行の変数宣言として「ヒアドキュメント」を取り扱っていきます。
PHPでのプログラミング作業において、ヒアドキュメント（Here Document）は、長い文字列や複雑なフォーマットを持つテキストを扱う際に非常に便利な機能です。
この記事では、PHPにおけるヒアドキュメントの基本的な使い方とその利点を解説します。
一時的には理解して使いこなすのですが、すぐに忘れてしまうような私のような人に向けて何回でも見返していけるような内容にしていきます。
目次
ヒアドキュメントとは？
ヒアドキュメントは、エンドマーカーを用いて文字列を区切る方法で、主に長い文字列や複数行にわたる文字列を記述するために使用されます。
PHPでは、`<<<` の後に任意の識別子を設定し、その識別子を再度記述することで文字列の終わりを示します。
ヒアドキュメントの基本的な構文
PHPにおけるヒアドキュメントの使用例を以下に示します。
<?php
$text = <<<EOT
ここには、任意の長さのテキストが入ります。
改行も含めることができ、変数も展開することができます。
EOT;
echo $text;
この例では、通例としてのEOT(伝送終了文字:End-of-Transmission character)が識別子として使用されています。
識別子は任意の好きなものを設定可能ですが、開始と終了の識別子が同じである必要があります。また、終了の識別子は新しい行に記述し、その行には他の文字やスペースを含めてはいけません。
ヒアドキュメントの利点
- 可読性の向上：複数行にわたる文字列を一括で書き出すことができ、可読性が向上します。
- 変数の展開：ダブルクォート文字列のように、ヒアドキュメント内でもPHP変数を展開することができます。
- エスケープ不要：文字列内のダブルクォートやシングルクォートをエスケープする必要がありません。
ヒアドキュメントの使用シーン
ヒアドキュメントは、HTMLやSQLクエリ、長文のメッセージなど、複数行にわたる文字列を扱う場面で特に有効です。
たとえば、HTMLのテンプレートをPHPスクリプトに組み込む際にヒアドキュメントを使用することで、コードの整理が容易になります。
<?php
$user = "John Doe";
$htmlContent = <<<HTML
<div class="user-profile">
<h1>ユーザー名: $user</h1>
<p>ようこそ、ユーザーのページへ！</p>
</div>
HTML;
echo $htmlContent;
この方法では、PHP変数を直接HTMLに組み込むことができ、エスケープする手間が省け、非常に直感的に書くことが可能です。
まとめ
PHPのヒアドキュメントは、コードの可読性を保ちながら複雑なテキストを簡単に扱う強力な手法です。
弱点としては言語毎に宣言方法が様々なので覚えることができません。
例としてはcronに設定する際のログ全てをまとめるようなbash指定としての
# 2代案1 (2大なりアンド1)
2>&1のような暗記方法があればいいのですが、、、しばらくは「変数 複数行」のような検索をして思い出す日々が続きそうです。
何かアイデアお持ちの方は是非コメントいただけますと助かります！
今回もお仕事お疲れ様でした。
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